昨夜、仲間と話をしていて、
心に刺さった内容がありましたので、
お伝えしたいと思います。
物事の伝え方
テーマは、
「相手が自ら動く伝え方のコツ」
です。
相手を説得するのではなく、
モノで釣るのでもなく、
脅すわけでもなく、
相手が自ら動きたくなるような、
伝え方についてです。
一言で言うとこちらです。
↓↓↓
感情”で”伝えるのではなく、感情”を”伝える
↑↑↑
ポイントは三つあります。
- タバコをやめる話
- 子育ての場面
- 会議の場面
1.タバコをやめる話
昨夜の話題がこれでした。
その方は会社の中で、
社員の健康のために、
喫煙者を減らすプロジェクトに
携わっています。
このプロジェクトは、
つい最近スタートしました。
社内の喫煙者に対して、
卒煙を促すために、
経営トップが先頭に立って
取り組んでいる会社です。
そのプロジェクトの中で、
私の仲間は、
社員と面談を始めたり、
社員の前でプレゼンをしたり、
中心となって動いています。
面談やプレゼンをする中で
あることを意識したら、
そこから先
「私も卒煙します」
という人が続出した。
という話でした。
その「あること」とは何か。
それが、
「感情”で”伝えるのではなく
感情”を”伝える」
ということでした。
これが私の心に響きました。
言われてみれば納得です。
しかし私は、
今まで意識をして来なかった。
ということに気付いたのです。
2.子育ての場面
では具体的に、
「感情”で”伝えるのではなく、
感情”を”伝える」
ってどういうこと?
という話です。
子育てをしていて、
怒りに任せて怒ったことは
ありませんか?
私はよくあります。
それが
「感情”で”伝えている」
状態です。
子供の行動に対し、
何かしら頭にきて、その怒りを、
そのまま伝えてしまうことが
あります。
しかし、その伝え方では、
こちらの言いたいことは、
子供には伝わっていません。
「パパが何か怒っているぞ」
ということだけが伝わっています。
そしてその中身は、
ほぼ耳には入っていません。
私たちも経験がある通り、
「なんて言い訳をしようか」
とか
「同じことをしてもこの間は怒らなかったじゃん」
とか
「ママはどっちの味方だろう」
なんて考えているはずです。
では、
「感情”を”伝える」
とはどういうことでしょうか。
あくまでも伝え方としては、
淡々とフラットな状態で、
冷静です。
そこで伝える内容は、
「パパは、
コレコレこういうところが
嫌だったんだよ」
「何故かというと、
コレコレこういう理由だから」
ということです。
これが感情”を”伝える
ということです。
感情”で”伝えることと
感情”を”伝えることでは、
伝わり方が全く異なります。
ということは、
受け取った側の行動も、
まったく異なる方向に行く
ということです。
ものすごく大事なことだなと
気付かされました。
3.会議の場面
これも同じです。
私自身も、
これまで何度となく
経験をしてきた光景です。
例えば経営会議で
社長が怒り出します。
ひどい時には、
机をバーンと叩いて、
怒りを露わにします。
会議の出席メンバーは、
神妙な面持ちで
ノートパソコンの画面に
目を落としています。
実はその時、
ほとんどの人たちは、
インターネットを見ていたり、
次に話す自分の資料を
見ていたりしていて、
社長の話を聞いていません。
神妙な面持ちを崩さぬまま、
何を考えているかというと、
「また怒ったよ!」
とか
「今のなんで怒った?」
とか
「早く終わらないかな」
なんてことです。
反省をして、
次の行動に生かそうなんて、
まず考えません。
せいぜい考えることとしては、
「次怒られないためには
どうしたら良いか」
くらいです。
逆に社長がもの凄く冷静に、
例えば怒りの感情を伝えたら、
こちらとしては
「ヒエー」
となるわけです。
で、何とか対応しなければ。
と考えるわけです。
伝える感情は、
怒りでなくとも、
伝え方が冷静であればあるほど
効果があると感じています。
これまでは、体感として
それを感じていました。
それが、
「感情で伝えるのではなく、
感情を伝える」
と言語化されたことで、
私の中で腑に落ちたのです。
まとめ
感情の伝え方というのは、
コミュニケーションにおいて
非常に大事なことだと感じます。
何かのご参考になれば幸いです。
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